続けていきます。『紫影のソナーニル』感想第三段です。今回は第3章についてです。
前回と同じく、取り扱いの章以外のネタバレも出てきますので、ネタバレがいやな方はクリア後(アペンドディスクの追加シナリオは除く)にご覧ください。
それでは続きからどうぞ。
【第3章】
これより前の感想で何度か書いてますが、この章は体験版でプレイ済みなので、体験版プレイ当時の感想も交えて、感想書きます。
もうね。この章はね。カトリーンが健気で泣けます。
地下鉄に乗って父親が帰ってくるんじゃないかと、地下鉄の様子を一人で見に来てた少女。本人曰く、「たまに」だそうだが。絶対嘘だよね。嘘だと思います。毎日かそれに近い頻度で行ってるんじゃないかな。
そんな、たまたま見に行ったらリリィたちに会いました。とかないでしょ。それにカトリーンの言葉に動揺が含まれてる感じだったし。
それだけでも寂しいのに、毎晩毎晩、母親が削られていくのを目の前で見てるとか!
しかもそれなのに明るく笑ってるとか。いやリリィが気付かないだけでそこには寂しさも滲んでますけどね。それでも。いや、それだからこそ、かな。
だから、カトリーンの「みんなで一緒に暮らしましょう」は辛い台詞だよね。リリィが揺れるのも無理は無いかと。
とはいえ、ここでリリィが止まるわけにもいかないからね。いろんな人から助言されたり叱咤されたりするわけですが。
あの……ジャガーマンさん? あなた何がしたいんですか? 最後まで読んでもあの人が何したいのか分からないのは、読み込みが足りないんでしょうかw
それはともかく、あの爪でリリィを傷つけたのはいただけません! その結果リリィが行く道を決めたとしても。
その後は良かったね。なんと言っても薔薇の魔女の格好いいこと! 素敵です。薔薇の魔女!
そうそう、私、体験版もやる前から見かけだけでリリィと薔薇の魔女を気に入ってたんですね。で、体験版プレイしてみてビックリの同一人物。自分の好みの歪みの無さに笑いましたw
別れのシーンも好きです。ユリアナのママとしての素敵な部分が凝縮されている感じで。うん、ここまではあんまりユリアナからママの素敵な要素を感じられなかったんですよね。カトリーンが言うほど。巻き戻ってる部分をさっぴいても。
でも、二人の肩を抱いて、カトリーンを諭すユリアナはいいママでした!
さて、ルチアーノについて。
親友の奥さんと娘がユリアナとカトリーンてことですが。
本当にそれだけなのかなぁ。いや、どうしてもルチアーノ→ユリアナって妄想が止められなくて。いや、後の章でルチアーノの恋人が出てくるけどさ。それでも本命はユリアナって気がしてしまうのです。ルチアーノ→親友でもかまいませんがw失礼、何でもありません!
最後にこの章の最大の見所について。個人的なですけど。
やっぱり。
なんといっても。
お風呂シーンでしょう!
いやー、もう、リリィが可愛い!
Aを意識するリリィも。
意識することに意味など無かったと怒るリリィも可愛いです。
しかし。Aよ。あのブラシは無いと思うの……。
ところでAはホントに猫でも洗うつもりでリリィのこと洗ってたんだろうか?
後の章で分かることだけど、Aが言うには(ここ重要)、Aはリリィに一目ぼれだったんでしょう?
なのに、事務的に洗えてたの? そこは切り離すことができるの?
それとも色々我慢してたの? いや、そういう風には見えないなw
この時点で、リリィがまだいろんな感情を学んで無いように、Aも空っぽ頭だったから、意識しないでいられたってことかな?
第3章についてはここまで。
なんか私がリリィについて語ると、「可愛い」しか言って無い気がします。
でも仕方ない、可愛いんですもの! きっと4章以降の感想も同じ気がします。
次からはもう少し短い感想にしたいところですがどうなることやらw
良かったらお付き合いください。
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